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2024年新卒入社/法人事業部
M.W
中国の大学で音楽を専攻後、日本の音楽大学でアートマネジメントを学ぶ。当初は音楽業界志望だったが、美しい物やその背景にある物語に惹かれ、リユース業界へ。

入社のきっかけ・決め手は何でしたか?
「モノの美しさ」と「その裏側の物語」に惹かれて
就職活動はちょうどコロナ禍。中国に残るか、日本で就職するか迷いましたが、日本文化が好きで、ここでキャリアを築きたいという思いが強く、日本での就職を決意。もともとはアートオークションに興味があり、現代美術の競売を見学した経験もありましたが、金額の高さや業界の狭さを感じ、別の形で「美しいモノとその裏側にある物語に関わる仕事」を探し始めました。そんなときに出会ったのがK-ブランドオフです。きっかけは6年前、日本に来たばっかりの時に偶然通りかかった旧新宿店。初めてリユース業界を知った。その後、銀座本店に行って、リユース品が並ぶ空間を目にし、想像していた業界の姿とほぼ同じで、外国人でも自然に溶け込めそうな雰囲気に安心しました。面接では私の話を最後まで真剣に聞いてくれ、最終面接では社長も同席。そこが安心感につながったとも思っています。語学力や自分らしい接客スタイルを活かしながら、美しい商品とその背景にあるストーリーをお客様に届けたい。そう確信し、入社を決めました。

現在の仕事内容とやりがいを
教えてください
ジュエリーと世界をつなぐ法人営業
入社後は銀座店で接客・販売を担当し、お客様一人ひとりの要望に寄り添う仕事を経験しました。1年後、現在の法人事業部へ異動。現在はジュエリーを中心にBtoB営業、ライブコマース、オークション補助を行っています。ジュエリーは一つひとつが異なり、世界に同じ石は存在しないため、その魅力を引き出すのが腕の見せどころ。卸販売では海外業者との取引が多く、英語・中国語・日本語を使い分けながら、国ごとの好みやトレンドを踏まえて提案します。ライブコマースでは中国の視聴者向けに商品の魅力をリアルタイムで発信し、多いときでは、数百人規模の視聴者と双方向のやり取りが可能。月末には東京大会でのオークション業務に参加し、出品検品の補助も担当します。店頭販売から事務管理中心の業務へ変わったことでスケジュール管理や数値意識の重要さを学びましたが、世界中の顧客と「美」を介してつながる喜びが、この仕事の醍醐味です。

今後の目標を教えてください
世界のニーズに応えるバイヤーへ
これからの目標は、国や地域ごとのニーズに柔軟に応えられるグローバルなバイヤーになることです。現在の法人営業やライブコマースで培った提案力と語学力を活かし、「どの国でどんな商品が求められるか」まで逆算して仕入れができる視野を持ちたいと考えています。ジュエリーは特に奥が深く、素材やデザイン、文化背景によって価値の見方が異なります。まだまだ学ぶことは多いですが、先輩方に支えられながら基礎を固め、確かな目利き力を養っていきたいです。いずれは、自分が仕入れた商品が世界のどこかで愛用され、その物語が新しい持ち主のもとで続いていく――そんな橋渡しができるバイヤーを目指しています。
美的感覚の最前線

休日はピアノを弾いたり、展覧会を訪れたりして過ごしています。私にとってどちらも心を整える大切な時間なんです。美を扱う仕事だからこそ、日常でも美的感覚を意識していて、リユース業ならではの「歴史あるもの」に触れる機会も多く、新しい発見があります。先日はブルガリのハイジュエリー展へ。希少で美しいコレクションに圧倒され、多くの刺激と学びをもらいました。