No.1を目指すのには、
価値がある。
私の学生時代は、中学・高校・大学と、ずっと陸上競技に没頭する毎日で、当時から僕は「日本一を目指したい」と本気で思っていました。ただ、世界的メダリストになるようなトッププレイヤーたちと戦ってきて痛感したのは、残念ながら自分には陸上でNo.1をとれるほどの才能はないという現実でした。本気でやってきたからこそ、悔しかったけれど、いつか競技人生は終わる。だから社会人になるときに、競技を続けるのを辞めて「ビジネスで日本一を目指そう」と思いました。
コメ兵に入社を決めたのは、「リユース業界」という業界に興味を持ったから。世界や世の中の動きを見たときに「リユース」という市場は今後、まだまだ伸びる。その中のトップ企業の中で、自分が仕掛けられることを全力でやれば、No.1を目指せるんじゃないか、と感じたのがきっかけでした。
「No.1を目指す」―このことに僕は価値が本気であると思っています。1位をとるためには、現状を冷静に分析し、外的環境や自分の強みを理解して戦略を練る。そして徹底的に実行する必要があります。でなければ、どんなにニッチな領域でもNo.1になることはできません。そして、それを続けることが、自分を格段に成長させていくからです。
ちなみに、僕は入社したコメ兵で、当時、花形とは言い難いカメラ部門に配属されましたが、絶対に「まずは、カメラでNo.1になる」と覚悟を決め、そこから次々に新しい施策をうち続けました。そこから、マーケティング・経営企画・事業開発、そして経営と様々な部門を渡り歩きましたが、この意識があったからこそ、今の自分があるのではないかと考えています。