買取専門店とは
2022年11月29日

フランチャイズビジネスは儲かるのか?儲かる仕組みと業界を紹介!

国が副業を推奨し、独立開業も身近に感じられるようになった現代において、フランチャイズは堅実に事業をスタートさせるための手段の一つとして注目されています。開業資金ゼロで年収1,000万円という広告も見受けられますが、本当に儲かるのかと疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。広告の文言だけを鵜呑みにし、盲目的にフランチャイズの可能性を信じるのには注意が必要です。
フランチャイズが儲かる理由について深く理解し、自分でもできると自信を持ってから挑戦しても遅くはありません。この記事では、フランチャイズビジネスが儲かる仕組みとおすすめのフランチャイズについてご紹介します。

1.そもそもフランチャイズは儲かるのか

フランチャイズの仕組みはフランチャイズ本部と加盟店によって成り立っています。フランチャイズ本部は自社ブランドの使用権や店舗運営のノウハウを加盟店に提供し、加盟店はその見返りとしての加盟金やロイヤリティをフランチャイズ本部へ支払います。

加盟店としては、ビジネスをスタートする段階から知名度のあるブランドを活用することで消費者の信頼を獲得でき、本部により確立されたビジネスモデルを実践することができます。本部からのサポートがある分、個人独立でゼロから始めるよりも成功率が高いビジネスと言えるでしょう。

儲かるのなら、わざわざ他人に協力してもらうことなく、フランチャイズ本部が自分たちだけで直営店を展開していけば良いのではと感じる方もいるかもしれません。フランチャイズ本部としても、加盟店を募るメリットがあります。
自社だけで事業拡大をするためには、多くの従業員を採用し、教育し、それぞれの店舗へ配置しなくてはなりません。また、一店舗出店するだけで数千万円のコストがかかるケースもあります。
現実問題として、一気に事業を拡大するためには自社の従業員だけでは足りないですし、全国で同時に複数の店舗を出すには自社だけでは負担が大きくなってしまいます。

そこで、人材とコストの課題を解決してくれるのがフランチャイズという仕組みです。コスト面ではオーナーが一部負担することになりますし、独立を希望する熱心な人材を一度に多く集められるため、イチから教育する労力を節約できます。フランチャイズの仕組みを利用することで、本部も加盟店も儲かりやすいビジネスモデルを構築できるのです。

2. フランチャイズの仕組みを知ろう

フランチャイズの仕組みを知ろう!
フランチャイズは本部と加盟店のそれぞれが役割を果たすことで事業が成り立ちます。その役割を理解すればおのずと仕組みを知ることができます。本部側・加盟店側、それぞれの役割を解説します。

2-1.フランチャイズ本部から加盟店へ提供できること

フランチャイズをより儲かりやすいビジネスモデルにするために、フランチャイズ本部が担っている役割は、ブランドイメージの向上と新商品や新サービスの開発、ノウハウのアップデートです。

ブランドイメージの向上は、新規顧客の集客を強化するのに欠かせない取り組みです。加盟店ができない全国的な広告宣伝は、フランチャイズ本部の大事な役割と言えるでしょう。
また、新商品や新サービスの開発も、フランチャイズ本部が担います。消費者の嗜好が多様化し、競合が毎日のように増えていく中で、資金力を活かして新たな商品やサービスを開発することは、フランチャイズ本部でしか成し得ないことです。
さらに、直営店や他の加盟店から得られる情報を元に、事業運営のノウハウをアップデートし、最新の販売手法で加盟店をサポートすることも、フランチャイズ本部の役割の一つです。

2-2.フランチャイズ加盟店が本部に支払う対価

フランチャイズ本部がビジネスをしやすい環境を構築し、加盟店はそのメリットを自分のビジネスに活かすために対価を支払います。具体的な費用としては、加盟金とロイヤリティ、保証金です。

加盟金とは、オーナーがフランチャイズに加盟する際に一度だけ本部へ支払う入会金としての費用です。フランチャイズ本部が用意した契約書の内容を十分に理解した上で、署名し加盟金の支払いをおこないます。
フランチャイズへの加盟が完了し、無事に開業したあとは、ブランドなどの使用権として本部へのロイヤリティが毎月発生します。本部からの継続的なサポートや前項でご紹介した本部の役割を遂行するための運営資金となります。

フランチャイズ加盟店が支払う対価としては、加盟金とロイヤリティが主になりますが、タイミングによってはロイヤリティの支払い遅延が発生する場合がありますので、それを補填するための保証金を、加盟金と合わせて支払うケースもあります。
また、開業するまでは物件の取得費用や設備費、人材採用費用や広告宣伝費などさまざまな費用がかかります。本部への支払い以外の費用についても細かくチェックして、現実的な資金計画を立てる必要があります。

3.フランチャイズで儲けるためにおさえるべきポイント

フランチャイズで儲けるためにおさえるべきポイント
フランチャイズはノウハウがなくても事業をスタートできる仕組みであり安心感がありますが、全てを頼りっぱなしに何でもフォローしてもらえるという考えではうまく成り行きません。儲けるために重要なポイントを3つご紹介します。

3-1.オーナーの考え方次第で儲かるかどうかが決まる

フランチャイズで儲けるためには、オーナー自身が工夫や努力できるかが大きく影響します。フランチャイズは本部と加盟店双方にメリットがあり儲かりやすいビジネスモデルではありますが、大手ブランドなら必ず儲かる、加盟金が少なければ負担が小さく儲けやすいという訳でもありません。
もちろん、大手であれば集客がしやすく、金銭的な負担が小さければ利益が残りやすいメリットはありますが、たとえすぐに成果が出なくても、自信を持って取り組む姿勢が必要になります。自分の性格に合っているか、得意なことを活かせる仕事なのか、入念に調査を進めながら検討するようにしましょう。
フランチャイズにはさまざまな業種や業態のビジネスがありますので、やりたいビジネスと自身の相性を見極めることが大切です。

3-2.加盟金やロイヤリティだけで判断しない

加盟金やロイヤリティの金額が高い安いという見方ではなく、なぜその金額なのかを理解する必要があります。

1つ目の判断基準は、ロイヤリティに見合ったサポートをしてくれるのかです。看板だけを貸して後はなんのフォローもなく、毎月のロイヤリティだけを支払うといった体制では、店舗オーナーの裁量だけで運営する羽目になります。これではフランチャイズというメリットを最大限に得られません。金額だけでなくどのようなサポート体制があるのかを十分に確認しましょう。

つぎに加盟金やロイヤリティに見合った収益の見込みがあるのか、またその金額は現実的なものかを予測します。フランチャイズといえど、開業資金にはある程度まとまったお金が必要です。月々のロイヤリティや従業員の給料、必要経費などを支払ったうえで自身の収入を確保できるか、さらに開業資金も回収できるよう収益を積み上げていく必要があります。

3-3.フランチャイズ各社の情報収集は必須

フランチャイズに関する無料セミナーなどは全国的に多数開催されています。オンラインでの説明会も多数あるため、情報収集のためにいくつか参加してみましょう。ある程度業界が決まっているという方でも他の業界の話を聞くことで勉強につながることも大いにあります。社員として働いてきて新たにオーナーとなって開業を考えている場合にも、他の会社の情報を収集し比較することで参考材料になります。セミナーだけでなく個別相談などもあります。

4.儲かるおすすめのフランチャイズ

儲かるフランチャイズのおすすめ
フランチャイズはどの業界を選ぶかによっても儲かりやすさに違いがあります。ここでは儲りやすいといわれるフランチャイズのおすすめの業種を4つご紹介します。

4-1.①買取サービス

1つ目のおすすめのフランチャイズは買取サービスです。買取ビジネスは、一般のお客さんが店舗に持ち込んだ品物を査定のうえ買取し、買取った金額よりも高い値段での売却ができれば利益が出るというシンプルな仕組みです。

取り扱う商品は会社によって異なり多岐に渡りますが、貴金属やブランド品などは収益性が高く、一人での開業でも十分な収益を出すことができます。買取専門のお店であれば、仕入れ先は一般のお客さんですが、売却先は専門業者やフランチャイズ本部となります。

買取サービスのフランチャイズオーナーの平均年収は700万円〜1,000万円となっており、他のフランチャイズと比較して儲かりやすいビジネスであることが伺えます。買取サービスのフランチャイズのメリットとしては、大きな店舗を必要とせず一人でも開業できるため運営コストが低く、高額な商品を扱うため収益性が高いビジネスです。また、経済が好況であれば商品が高く売れ、不況であれば現金化しようと取引量が増えるため、経済状況に左右されにくい業界でもあります。

4-2.②コンビニ

次におすすめのフランチャイズはコンビニです。コンビニはすでに全国でフランチャイズ展開が進んでいるため集客がしやすく、安定収益が見込めるビジネスの一つです。
取り扱う商品は生活必需品などの消耗品が多く、物品の販売だけでなく郵送の手配や公共料金の支払いなどの各種サービスを展開しており、接客や発注、商品管理などが主な業務です。

コンビニのフランチャイズオーナーの平均年収は400万円〜600万円で業界では平均的な数値となっていますが、確実な需要が見込まれるコンビニには手堅いイメージがあり、多くの方が開業を希望しています。調理や機械操作などの専門技術を必要とせず、未経験でも始められる点も魅力的です。
ただし、ビジネスノウハウが成熟しておりサービスが全国で均一化しているため、オーナーの判断でキャンペーンを開催できないなど、独自のサービスを展開するのは難しい業態でもあります。

4-3.③飲食店

続いてのおすすめのフランチャイズは飲食店です。コンビニと並び、フランチャイズの代表格でもあります。飲食業界は競争の激しい業界ではありますが、知名度の高いブランドが数多く存在しており、その分成功するチャンスが多い業界でもあります。

飲食店のフランチャイズオーナーの平均年収は500万円〜1,000万円となっており、オーナーの頑張り次第で高収入を得られるチャンスのある業界です。フランチャイズで飲食店を開業するメリットとしては、材料の選別や仕入れ先の開拓は本部が担当してくれる点です。全加盟店で使う材料を大量に仕入れることでコストをおさえ、収益を高めることができます。
飲食店といえば店舗の準備に1,000万円単位のお金が必要なイメージがありますが、最近では小資金で始められるテイクアウト専門店も登場しています。

4-4.④ハウスクリーニング

最後におすすめするフランチャイズはハウスクリーニングです。ハウスクリーニングは大きく2種類あり、家事代行とオフィス清掃に分かれています。家事代行では食器洗いや洗濯なども含む家事全般のサービスを提供しています。オフィス清掃ではオフィスや工場の清掃を代行するサービスで、現場によっては専門的な装備や技術が必要になりますが、参入障壁が高ければ競合も生まれにくいメリットもあります。

ハウスクリーニングのフランチャイズオーナーの平均年収は600万円〜900万円となっており、業界の中では高い収入を得ることができます。清掃に必要な専門の用具や業務用の洗剤などは本部で用意してくれたり、業界初心者で知識や技術がなくても、研修で身につけることができます。

5.まとめ

儲かるフランチャイズビジネスの仕組みについて解説しました。フランチャイズビジネスは、本部側のメリットとしては時間をかけずに事業拡大に取り組むことができ、加盟店側のメリットとしては成功確率の高いビジネスを展開できるため、双方がwin-winの関係になれるビジネスです。ぜひ自分に合った業種選びの参考にしてください。

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